学会印象記 第58回日本医学検査学会
医学検査の社会貢献とは
鶴岡 尚志
1
1国家公務員共済組合連合会三宿病院診療技術部
pp.1506
発行日 2009年12月1日
Published Date 2009/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543102709
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開港150年のさまざまなイベントでにぎわう横浜の一画,パシフィコ横浜を会場に第58回日本医学検査学会が開催された.本学会は春に開催されるのが恒例だが,今回は夏の開催として第3回アジア医学検査学会(Asia Association of Medical Laboratory Scientists,AAMLS)と同時開催され,横浜開港と相挨って国際色が強調されていた.
本大会のテーマは『健康社会創造に医学検査はどんな貢献ができるのか?』である.開会式典で大会長の米坂氏は社会への貢献をキーワードに“私たち検査技師が自らを問う”とし,そのテーマの意図を説明した.通常は学術的な集会という色の濃い“学会”において,職能団体としてのスタンスを明確に打ちだしている点で今までにない斬新なテーマであり,期待を抱かせるオープニングであった.
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