COLUMN―形態検査において知っておきたいこと
封入剤
伊藤 仁
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1東海大学医学部付属病院病理検査技術科
pp.1156
発行日 2009年9月15日
Published Date 2009/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543102643
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厚さが一定の組織標本に比べ,一般的に細胞診標本では多くの量の封入剤が必要である.特に塗抹が均一でなく,凹凸のある標本では多量の封入剤を要するが,その場合,対物レンズが40倍以上の強拡大では鮮明さを失い,“ボケ”が生じる.せっかく細胞が多量に採取されていても,塗抹が均一でない標本は診断が困難となる.
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