オピニオン
―国立大学病院新技師長としての抱負―顔の見える検査部を目指して
山下 政宣
1
1福井大学医学部附属病院検査部
pp.122
発行日 2009年2月1日
Published Date 2009/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543102362
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“光陰,矢のごとし”は現在の心境である.技師長に昇任した春から今日まで,実に早かった.昨年までは感染症の業務をこなしながら,技師長をサポートはしていたが,いざ自分がその立場にたつと計り知れないほどの重責を感じる.
さて当世,臨床検査技師(以下,検査技師)の知名度はとても低く,一般人のみならず,学内の他部門の職員でさえもわれわれの職務を知らない者が多い.筆者が20代のころなどは検査を検査部内で行い,部外との接点がほとんどなかった.しかし,近年は診療支援やチーム医療に参画,診療科との共同研究などを活発に行い,部外にアピールしている検査部も多くなってきている.
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