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イムノクロマト法を用いたノロウイルス簡便検出キットの評価
山缾 謙治
1
,
左近 直美
1
,
伊吹 てるみ
2
,
立田 多美恵
3
1大阪府立公衆衛生研究所感染症部
2大阪府泉佐野保健所検査課
3大阪府四条畷保健所検査課
pp.772-773
発行日 2008年8月1日
Published Date 2008/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543102161
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はじめに
ノロウイルス(norovirus,NV)は感染性胃腸炎およびウイルス性食中毒の主要な病原因子であり,国内ではいずれも集団発生による患者が毎年1万人以上に上っている.NVは大きくgenogroup(G)と(G)に分類され,さらにGは15の,Gは18のgenotypeに細分されている1).現在,NVの検出は逆転写ポリメラーゼ連鎖反応(reverse transcription polymerase chain reaction,RT-PCR)法などの遺伝子を検出する方法が主として採用されている.2007年11月にイムノクロマト(immunochromato,IC)法によるNV抗原検出試薬が発売されたことから,急性胃腸炎患者の糞便を用いてICによるNVの検出を行い,在来法との比較検討を行った.
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