Laboratory Practice 〈一般●精度管理・3〉
髄液細胞検査の精度管理
大田 喜孝
1
,
長山 大輔
1
,
伊藤 園江
1
1医療法人雪ノ聖母会聖マリア病院中央臨床検査センター
pp.742-747
発行日 2008年8月1日
Published Date 2008/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543102154
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はじめに
髄液一般検査は中枢神経系の病態を迅速に知るために欠くことのできない検査法であり,特に髄液細胞数の算定と分類は各種中枢神経系感染症(髄膜炎や脳炎)の程度と種類を推定するうえで重要な項目である.それゆえ臨床からは質の高い検査データの提供が求められる.検査データの質を高めるには日々の精度管理が重要となり,それぞれの施設内での標準作業手順書(Standard Operation Procedure,SOP)の整備や,SOPに基づく実地教育訓練が必要となる.
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