技術講座 一般
髄液一般検査の新たな展開
大田 喜孝
1,6
,
稲垣 清剛
2,6
,
油野 友二
3,6
,
奈良 豊
4,6
,
石山 雅大
5,6
1医療法人雪の聖母会聖マリア病院臨床検査部
2愛知県厚生農業協同組合連合会安城更正病院臨床検査技術科
3金沢赤十字病院検査部
4埼玉医科大学総合医療センター中央検査部
5弘前市立病院臨床検査科
6㈳日本臨床衛生検査技師会髄液検査法編集ワーキンググループ
pp.793-800
発行日 2003年9月1日
Published Date 2003/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543101509
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新しい知見
髄液一般検査は中枢神経系の病態を知るうえで重要な役割を担う検査法であるが,その方法論は画一的ではなく,各施設が過去の慣習のまま独自に実施しているのが現状であった.2002年8月,日本臨床衛生検査技師会より「髄液検査法2002」1)が出版された.本書は髄液一般検査の標準化を目的としたガイドラインであり,これまで疑問視されてきた細胞算定法,細胞数の表現法をはじめとし,髄液の取り扱い法,化学物質の測定意義などについて,理論に基づいた明確な見解が示された.
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