私の一推し免疫染色
胸腺癌とCD5
船田 信顕
1
1東京都立駒込病院病理科
pp.722-723
発行日 2008年8月1日
Published Date 2008/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543102147
- 有料閲覧
- 文献概要
- 参考文献
はじめに
CD5はT細胞や一部のB細胞に存在する67kDの単鎖膜糖蛋白質で,T細胞性リンパ腫やマントル細胞リンパ腫,慢性Bリンパ性白血病などで陽性となる.しかし,CD5は胸腺癌においても高率に陽性となることが報告され,縦隔腫瘍の鑑別診断に極めて有用なマーカーの一つとなっている.
Copyright © 2008, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.