Laboratory Practice 〈生化学〉
糖尿病チーム医療における臨床検査技師
佐藤 伊都子
1
1神戸大学医学部附属病院検査部
pp.143-146
発行日 2008年2月1日
Published Date 2008/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543101998
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はじめに
糖尿病治療は,患者が医師の指示の下で自分自身を管理する必要があり,自己管理ができるようになるためには的確な療養指導が必須となる.そのため,医師とコメディカルがチームを組み,医師の指導方針を皆で検討したうえで各医療職がお互いに連携して療養指導を進めることが重要である1~3).当院では臨床検査技師(以下,技師)が糖尿病チーム医療の一員として参画している4~6)が,今回は技師による個人指導の実際について具体的に紹介する.個人指導の主な内容と流れは図に示す.指導は,毎週行われるチームカンファレンスで情報交換をし連携しながら退院まで継続的に行っている.以下,2症例について入院時から順に流れに沿って精神的サポートを(A),技術的サポートを(B),他職種との連携を(C)で示す.
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