学会印象記 第56回日本医学検査学会
臨床検査技師―火の鳥のように永遠の生命を
北村 光明
1
1北海道社会事業協会帯広病院 検査科
pp.814
発行日 2007年8月1日
Published Date 2007/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543101811
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全国学会参加は衛生検査技師となった1968年の札幌学会出席以来,2回の札幌開催の手伝いと1976年秋田学会参加のみである.来年の定年退職を前に,現役最後の医学検査学会として宮崎学会参加を決意した.
学会のメインテーマとして掲げられた「フェニックス―原点から未来への挑戦―」には,新しい県知事を先頭に飛躍する宮崎県としての息吹が感じられる.準備運営に当たられた日野浦雄之学会長はじめとした人々の熱き想いがこめられている.フェニックス(不死鳥)は医師でもあった漫画家,手塚治虫の「火の鳥」を強く連想させる.永遠に生きるために火に焼かれ火の鳥となってよみがえるイメージに,「永遠の生命」を希求する医学と新たに飛び立つ「臨床検査技師」像とを重ね合わせてみる.
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