けんさ質問箱Q&A
高齢化社会に対応した人間ドックでの検査項目
青木 芳和
1
1財団法人神奈川県予防医学協会検査部第一部
pp.448-451
発行日 2003年5月1日
Published Date 2003/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543101416
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Q 高齢化社会に対応した人間ドックでの検査項目
人間ドックの検査項目は今後何を加え,何を外せばよいでしょうか.高齢化社会への対応策を教えてください.(埼玉県春日部市 K. I. 生)
A 日本が高齢化社会に突入していることは周知のとおりで,2010年には日本の人口の22.5%は65歳以上になるといわれている1).一方で次世代をになう子どもたちの出生数は1975年以来減少し続けている.このような状況では現在,一般に60歳で定年を迎え,社会の一線を退く人々も元気にもうしばらく社会を背負っていかなければならない時代になっている.また,高齢化社会に伴い老人の医療費は年々増大しており,老人医療費の抑制が国政レベルでの重要課題となっている.
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