増刊号 新しい臨床検査・未来の臨床検査
各論
8.生理検査
ノート 睡眠時無呼吸症候群の臨床検査
神澤 葉子
1
1聖マリアンナ医科大学病院臨床検査部
pp.1361-1362
発行日 2006年10月15日
Published Date 2006/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543101131
- 有料閲覧
- 文献概要
- 参考文献
はじめに
睡眠時無呼吸症候群(sleep apnea syndrome,SAS)の確定診断には,睡眠や呼吸に関係するさまざまな生体信号を同時に記録する終夜ポリソムノグラフィー(Polysomno-graphy,PSG)が必須である.しかし,その施行や解析の習得に時間を要することや,設備や勤務体制の整備などの制約により,全例にPSGを施行することは難しい.よって,スクリーニングや簡易検査などによって,病態の重症度を把握し,さらに詳しい検査としてPSGを施行する.
Copyright © 2006, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.