検査じょうほう室 生理 脳波検査のスキルアップ
患者さんへの接しかた その1 成人編
石田 哲浩
1
1前慶應義塾大学医学部精神神経科
pp.779-781
発行日 2006年8月1日
Published Date 2006/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543100978
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はじめに
生理検査は,患者さんと直接接して生体情報を得るという点で,他の臨床検査と異なっており,さらに,患者さんと臨床検査技師との関係が検査データに反映される場合も少なくないという特徴を持っている.行われる検査への理解をはじめとして,患者さんがリラックスして検査を受けられるよう検査者は十分配慮しなければならない.
今回「その1」として,成人の患者さんとの対応について筆者の経験に基づいて述べ,続く「その2」では,幼小児の患者さんについて安田久美子さんにお願いすることにした.
患者さんへの対応は,患者さんと検査技師の年齢,性別あるいは初対面か否かなど,さまざまな要素によって異なる.これから述べることを一事例として,それぞれ直面するケースで役立てられたら幸いである.
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