けんさ質問箱Q&A
浮腫のある患者のICG検査ではどう補正すればよいか
真治 紀之
1
,
小出 典男
2
1岡山大学医学部・歯学部附属病院中央検査部
2岡山大学大学院医歯学総合研究科生体情報医学
pp.1316-1318
発行日 2004年10月1日
Published Date 2004/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543100869
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ICG(indocyanine green,インドシアニングリーン)検査を行う場合,患者さんに浮腫があるとき,また非常に痩せているときには試薬量を補正しなくてはならないと思います.試薬注入量の補正式があれば教えてください.(大分県中津市 F. S.生)
肝臓には色素などの異物を肝細胞に取り込んで胆汁に排泄するという機能があります.このような経路で代謝される物質で血中濃度を測定しやすい物質を負荷し,その血中残存率や血中消失率を求めることによって肝機能や肝予備能を知ることができます.ICG試験はこのような色素負荷試験の一つです.
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