失敗から学び磨く検査技術 病理標本作製法
細胞診のアーティファクト
染色によるアーティファクト
(3) ヘマトキシリン染色後の分別過多
阿部 仁
1
1慶應義塾大学医学部病理学教室
pp.360-362
発行日 2004年4月1日
Published Date 2004/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543100626
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このような淡い染色では,分別に当たって困ることが多い.どうして適切な濃度に染色できないのだろうか.
考えられる原因
ヘマトキシリンによる核染色が薄い場合の原因として染色以前の固定不良による影響とヘマトキシリン染色の染色不良による場合がある.ここでは良好な湿固定が行われた場合のヘマトキシリン染色の染色不良による原因と対処法について解説する.
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