活動レポート
保健所における糖尿病教室の取り組み
垣内 孝子
1
,
萩原 千佳子
1
,
大森 美千代
1
,
藍口 陽子
1
,
川越 久美子
1
,
小西 ゆかり
1
,
表 とし美
1
,
土井 ちえ子
1
,
高柳 礼子
1
,
横川 博
1
Takako KAKIUCHI
1
,
Chikako HAGIWARA
1
,
ŌMORI Michiyo
1
,
Youko AIGUCHI
1
1富山県小杉保健所
pp.209-212
発行日 1993年3月15日
Published Date 1993/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401900770
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●はじめに
富山県小杉保健所は1市3町1村を有する人口約9万2千人のUR型保健所であり,近年は県内2大都市に隣接するベッドタウンとして発達している.医療施設は,市に公立病院が1つあるが,他は開業病院,開業診療所で占められている.
当保健所では,市町村から老人保健法に基づく一般健康診査の精密診査の一部を受託し,昭和61年度から糖尿病患者のみならず耐糖能障害(IGT)とみられるものも対象とした糖尿病教室を開催してきた.しかし最近は,老人基本健康診査に血糖関連検査が導入されたり,健診の医療機関委託がふえる状況にあり,血糖関連検査の事後管理体制づくりが急務となっている.そこで今回は,保健所糖尿病教室のあり方を検討するために,これまでの糖尿病教室受講者について,受講時の状況を整理するとともに受講後の状況についてアンケート調査を行い,若干の知見を得たので報告する.
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