増刊号 一線診療のための臨床検査
第II章 各論―検査編
7. 髄液検査
1)細胞数と細胞分類
大田 喜孝
1
,
元村 佳代
1
1雪の聖母会聖マリア病院臨床検査部
pp.1323-1325
発行日 2005年10月15日
Published Date 2005/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543100305
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脳脊髄液(髄液)は中枢神経系組織に直接接して存在することからその病態をよく反映する.特に髄液一般検査における細胞の算定と分類とは早急な対応を必要とする髄膜炎・脳炎の診断や治療経過の観察に欠くことのできない検査とされている.
検査の基礎
マイクロピペット法が一般的であり,サムソン液(Samson's solution)とフックス-ローゼンタール計算盤(Fucks-Rosentahl plate)を用いる.なお,細胞数の単位は/μlを用いる.
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