増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第6集
内科研修医が実施すべき基本的検査手技
髄液細胞数算定
渡邊 卓
1
1杏林大学医学部臨床病理
pp.40-42
発行日 1999年10月30日
Published Date 1999/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402906245
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髄液細胞数の算定は,中枢神経系感染症の診断,治療経過の判定,くも膜下出血の診断などに不可欠な検査である.これらの疾患は,迅速な診断に基づき適切な治療を可及的早期に開始することが予後に大きな影響を及ぼすことから,必要と考えられる場合には直ちに髄液を安全に採取し,その細胞数算定検査を自ら施行,評価できるよう,修練を重ねておくことが望まれる.髄液採取法に関しては,ここでは比較的安全に行いうる腰椎穿刺による手技について述べる.
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