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特集 小児臨床検査2024
Ⅴ.髄液一般検査
1.細胞数,細胞の種類,蛋白,糖,クロール
Cerebrospinal fluid cell count, cell differentiation and cytology, proteins, glucose, and chloride
青天目 信
1
Shin Nabatame
1
1大阪大学大学院医学系研究科小児科学
キーワード:
中枢神経感染症
,
髄膜炎
,
自己免疫性中枢神経疾患
,
炎症性中枢神経疾患
,
グルコーストランスポーター1欠損症
Keyword:
中枢神経感染症
,
髄膜炎
,
自己免疫性中枢神経疾患
,
炎症性中枢神経疾患
,
グルコーストランスポーター1欠損症
pp.130-133
発行日 2024年10月25日
Published Date 2024/10/25
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000001897
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Ⅰ.細胞数,細胞の種類
1 検査の意義と適応1~3)
脳脊髄液に白血球が動員される時には,白血球を遊走させるサイトカインやケモカインが分泌され,血管内皮細胞のバリアが開いている。こうした状況には中枢神経感染症や自己免疫性・炎症性神経疾患,代謝異常,悪性腫瘍などがあり,これらの疾患群を疑う時が検査の適応となる。どのような細胞がどの程度増加するかは,それぞれの疾患に応じて異なる。
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