検査じょうほう室 生理:超音波検査のステップアップ
産科
岩崎 昭宏
1
1明石市立市民病院医療技術部臨床検査科
pp.448-452
発行日 2005年5月1日
Published Date 2005/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543100013
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はじめに
胎児の異常は,超音波検査を行うことで初めて発見されることが多く,その診断価値は高い.しかし,超音波検査は検者の技量によって診断が左右される検査の代表である.また,胎児の位置や向きは刻々と変化するので,それに追随していく必要がある.「この部位に当てれば,このような画像が得られる」ということは全くいえない.絶えず,検者は頭の中で胎児の状態を三次元構築し,検査に臨む必要がある.
本稿では産科超音波検査の習得法や検査所見にかかわる勉強法を中心に解説する.
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