今月の主題 臨床診断のロジック
技術解説
計量診断の手技
梶谷 文彦
1
,
鍵山 光庸
2
Fumihiko KAJIYA
1
,
Mitsuyasu KAGIYAMA
2
1川崎医科大学医用工学・システム循環器学教室
2川崎医科大学コンピューターセンター
pp.492-497
発行日 1983年5月15日
Published Date 1983/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542917436
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計量診断は数理科学的手法を応用した診断法ないし診断のアシストであると定義される.ロゴスコープなどを除いてほとんどの場合,コンピューターを利用することになるのでコンピューター診断とも呼ばれている.計量診断においては,診断・治療という行為を,患者という一個の生体システムを次のような過程を介して制御する一種のフィードバック制御系と考える(図1).
1)患者に関する情報の収集(問診,検査)
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