Senior Course 生化学
自動化学検査・9—総コレステロール
中 甫
1
1三井記念病院中検
pp.1032-1033
発行日 1974年9月15日
Published Date 1974/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542917369
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血清コレステロール測定の反応系には,主としてLie-bermann-Burchard反応(以下,L-B反応),塩化鉄—酢酸—硫酸反応(以下,塩化鉄反応),および最近ではo-phthalaldehyde反応(以下o-PA反応)などがある.測定法として主流を占めている方法は,L-B反応系ではZurkowski法,塩化鉄反応系ではZak-Henly変法,o-PA反応系ではo-PA直接法があげられる.いずれも用手法であるが,自動化測定法ではいずれの反応系も日常検査法として応用されている.
コレステロールの測定は臨床化学検査の中でも件数の多い項目にあげられるが,自動化の最も困難なものの一つにあげられる.その理由は次のように考えられる.
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