技術講座 生化学
総コレステロール
久城 英人
1
,
細田 昌子
1
1近畿大病院中検
pp.53-57
発行日 1975年12月1日
Published Date 1975/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543200948
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血清総コレステロールの最も正統的な定量法1,2)は抽出,けん化,ジキトニド沈殿単離,発色の4段階の操作を踏むが,現在では血清を前処理することなく直接呈色反応に導く,いわゆる直接比色法が広く用いられている.ごく最近ではコレステロールオキシダーゼを利用した酵素法が開発され,特にその自動化に大きな転換をもたらすことになった.本稿では自動分析法を含めて定量法の概要を述べることにする.
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