Senior Course 血液
凝固時間の延長
中島 弘二
1
1山口大・第3内科
pp.1034-1035
発行日 1974年9月15日
Published Date 1974/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542917370
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血液検査室の最大の目的のひとつは,術前の患者,出血しやすい患者,出血している患者または健康な人の血液学的な出血傾向のスクリーニングにある.
出血傾向検査として一般に検査室では,内因系凝固検査としてPTT(partial thromboplastin time;部分トロボプラスチン時間),外因系としてPPT(plasma prothrombin time;血漿プロトロンビン時間)が使用され,血小板血管系のスクリーニングとしては血小板数,血餅収縮能検査,出血時間,毛細血管抵抗試験などが,線溶亢進にはユーグロブリン試験がスクリーニングとし,それぞれの項目を組み合わせセットとし出血傾向のスクリーニング検査として使用されている。もしそのどれかに異常がみられた場合,次のより特異性の高い検査を進め原因をつきとめていく.
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