座談会
検査室の防火
尾沢 昭男
1
,
天木 一太
2
,
宮城 芳得
3
,
松村 義寛
4
,
松橋 直
5
,
高橋 昭三
6
,
岩田 弘
7
,
樫田 良精
8
1東京消防庁予防部査察課
2日大・第一内科
3日赤中央病院中央検査部
4東京女子医大・生化学
5東大・血清学
6東大・細菌学
7日大病院
8東大・中央診療部
pp.908-921
発行日 1963年12月15日
Published Date 1963/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542906191
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
消防のご専門の方から見ていただくと非常に要注意というか,危険な場所と指摘されるようなところだろうと思います。さいわい検査室の大火事というのはいまのところまだ聞かないようです。私のいる東大というのは消防署のブラックリストに載っているということで,これは検査室というよりも,むしろ研究室で研究する先生が火を付けっぱなしでちょっとどこかへ行くとか,研究に熱中するあまり無責任なことが起こるということで,そういうふうになっているのかもしれません。そういう意味でわれわれは,転ばぬ先のツエといいますか,検査室の火災予防という点についてきょうはいろいろお話し願いたいと思います。
それでは,まず全般的な話としまして,こういう研究室とか,検査室とかいうものに対しての総括的なご注意を尾沢さんから一言おっしやっていただきまして,あと細かい点は逐条的に質疑応答するようなかっこうでやっていきたいと思います。
Copyright © 1963, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.