研究
B.M.R.測定に関する検討—短時間間隔2回測定による成績について
貝沼 知男
1
,
斉藤 初太郎
1
KAINUMA TOMOO
1
,
SAITO HATSUTARO
1
1岩手県立中央病院臨床検査科
pp.161-163
発行日 1964年2月15日
Published Date 1964/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542916734
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はじめに
最近基礎代謝率(以下B.M.R.)の測定にはSanborn型Metabulatorを用いる場合が多く,酸素消費量からB.M.R.Calculatorで算出する方法が行なわれている。しかしB.M.R.の測定にあたっては,装置の差,検者の操作あるいは被検者の諸条件などによって多くの誤差があらわれる可能性がある。特に被検者の身体的ならびに精神的安静の状態によってB.M.R.の測定値はかなり変動するので,これらの諸点に充分注意して検査する必要がある。
今回著者らは同一患者につき比較的短時間の間に,ひきつづいて2回のB.M.R.測定を行ない,その測定値の再現性について検討を加え若干の成績を得たので報告する。
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