研究
尿沈渣染色液"Sedi-Stain"の使用経験
猪狩 淳
1
,
関口 よしみ
2
,
桜井 糸子
2
,
大野 志津枝
2
1順天堂大学医学部臨床病理学教室
2順天堂大学付属病院中央検査部
pp.289-290
発行日 1968年4月15日
Published Date 1968/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542916705
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はじめに
尿沈渣の種類を鑑別し,数量を明らかにすることは諸疾患の診断に重要な参考所見を提供し,特に腎疾患では重要な意義をもち,従って検査される頻度も高い。
尿沈渣鏡検は技術的には極めて簡単な方法であるが,沈渣の判定は非常にむずかしい点が多く,技術者の経験によっても大きな差をきたす検査である。したがって少なくとも誤認はさけたい,簡単に誰にも判別出来るようにしたいというところから染色法が考案されるようになって来た。これまでに染色法についていくつかの報告がある1)2)3)4)5)6)7)。
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