検査ファイル
〈試薬〉尿沈渣染色液
嶋村 佳央
1
1西宮市立中央病院臨床検査科
pp.1520-1522
発行日 1990年11月1日
Published Date 1990/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543900443
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尿沈渣の検鏡は原則として新鮮尿を用いて無染色生標本で行うが,これよりさらに多くの情報を得ることのできる染色が広く普及している.尿沈渣染色液を用いることにより,次のような大きなメリットが考えられる.
1)初心者でも沈渣の鑑別がしやすい.
2)誤認が少なくなり,正確な分類ができる.
3)時間短縮ができる多数検体を処理できる.
4)異型細胞の検出が容易になり,腎・尿路の悪性腫瘍に対する診断の助けとなる.
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