研究
Rapid Plasma Reagin testを中心とした梅毒血清反応の検討
北山 久雄
1
,
蔭田 好男
1
,
大城 巌
1
,
西本 静雄
1
,
小山 公克
2
,
田中 豊
2
1和歌山医科大学中央検査部
2和歌山医科大学第一内科
pp.571-573
発行日 1966年6月15日
Published Date 1966/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542916608
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
現在広く行なわれている梅毒血清反応はカルジオライピン,レチチンを抗原とする非特異的血清反応の一つであるが,近年,顕症梅毒が減少し潜伏梅毒が増加しつつあるため梅毒の診断上重要な根拠となるものである。
しかしながら現在の方法術式はそのいずれもが相当の設備と熟練された技術を要するため限られた検査室でしか実施し得ず,設備をもたない診療所などでは他に依頼しなければならない。したがって診断決定までにかなりの時日を要するという欠点みがある。
Copyright © 1966, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.