話題
盛大に行なわれた京大衛生検査技師学校卒業生の学術発表会
富田 仁
1
,
田畑 勝好
1
,
吉田 凱宣
1
1京都大学病院中央検査部
pp.919-921
発行日 1965年10月15日
Published Date 1965/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542916593
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京大衛生検査技師学校は昭和34年4月に創立され,昭和36年3月第1期卒業生を送り出してから,本年4月で第5期生を世に送った。1クラスわずか20名たらずの少人数であるために,この学校の卒業生はお互いに仲がよく,卒業したその年から同期生会,同窓会を毎年やっていた。しばしば著者もひっぱり出されたのでその間の事情はよくわかっていた。しかしどこの学校の同窓会でも普通にやられているただ会合して宴会をするだけの,いわゆる親睦会だけではどうも満足できない空気になってきた。真の勉強は学校を卒業してから始まるのだとの熱意のほとばしりがこの研究発表会となったのである。実は昨年6月にも第1回の発表会が行なわれたのである。その会が同窓の卒業生ばかりでなく傍聴した者を感動させ本年6月20日(日曜日)第2回の研究発表会が盛大に行なわれる結果となった。したがってこの研究発表会はもちろん京大衛生検査技師学校の卒業生のみが忙しい日常の仕事の間に行なった自分の研究を発表しお互いに刺激とし,お互いの勉強にするのであるが,傍聴者は同窓生だけでなく京都府衛生検査技師会員その他の衛生検査技師会員,中央検査室の技師,一般にも開放しているのである。
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