研究
血清GPT,GOT活性の鋭敏な測定法—約350Karmen単位までの
福島 豁行
1
,
佐々木 禎一
1
,
永井 龍夫
1
,
安藤 宗八
2
,
半渡 洋子
2
1札幌医大病院中央検査部
2中外製薬株式会社綜合研究所
pp.845-848
発行日 1967年11月15日
Published Date 1967/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542916261
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緒言
現在臨床検査室で血清中のGPT,GOTの活性測定に広く用いられている日本消化器病学会肝機能研究班試案のReitman-Frankelの変法(以下R-F法と略記1))は100Karmen単位2)以上の高単位血清の活性測定時には,血清の希釈を行なわなくては正確な値は期待しえないのみでなく,測定法自体の感度が悪く正確な値をえ難い。われわれは従来のR-F法を改良して,従来の方法より感度がいちじるしくよく350Karmen単位までのGPT,GOT活性をより正確に測定しうる札幌医大変法(以下札医大法と略記)を考案したのでその実施方法およびその実験中にえられた知見を報告する。
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