入門講座 各科共通
目盛の読みとり
北村 清吉
1
1東京医歯大附属衛生検査技師学校
pp.445
発行日 1967年6月15日
Published Date 1967/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542916164
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目盛の読みとりには,直記式(数字表示と図形表示がある)と指示式(数字表示と目盛表示がある)があるが全て微小量(目盛と目盛の問に指示があるとき)の測定は,最終的には肉眼により判定する。
目盛の読みとりにともなう誤差の原因には①指差(目盛と指針との間があいているための指示の差),②照明の不良,③測定器に対する不馴れ,④読みとりタイミングの不良,⑤心理的動揺,⑥健康状態の不良,⑦目盛板数宇,目盛線の長さ・太さの不適,⑧目盛板の色彩対比の不良,⑨測定指示器の不良などが上げられるが,ことに初心者にあっては①,③,④,⑤,⑥が関係しているように思われる(実際の読みとり方は参考書をみるとよい,臨床検査10巻12号)
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