研究
私の行なっている試切組織標本の迅速作製について—特に脱水透徹兼用剤Methyl Benzoateの使用経験
神崎 正紀
1
1愛知県豊田市川出病院
pp.344-347
発行日 1965年4月15日
Published Date 1965/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542915751
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Biopsyがある種の疾患の診断に重要な役を演ずることは,多言を要しないことである。Biopsyの過程の中間にあつて,臨床医と病理学者を結ぶわれわれの仕事が非常に大切であり,標本作製がBiopsyの鍵を握るといつても過言ではないと思う。
ここでわれわれに対する注文を聞いてみよう。臨床家からは"早く作れ",病理の先生には"もつと立派な標本はでぎないか"とこれが偽わらざる事実であろう。
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