特集 出血傾向のLaboratory Diagnosis
Ⅳ.各種疾患と出血
1.血液疾患
阿部 帥
1
1筑波大学臨床医学系・内科
pp.1336-1340
発行日 1980年11月1日
Published Date 1980/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542915626
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血液疾患の中で止血機構の異常を本態とする凝血障害,血小板減少症及び血小板機能異常症などについては別項で詳しく取り上げられている.本稿ではそれらの疾患を除いた出血傾向を合併しやすい主要な血液・造血器疾患,すなわち再生不良性貧血,巨赤芽球性貧血,急性白血病,慢性骨髄性白血病,原発性骨髄線維症,真性多血症,原発性血小板血症,悪性リンパ腫などについて,出血症状の頻度,成因,臨床病態などについても述べる.
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