新しいキットの紹介
HBs抗原検出用RPHA法試薬(ウエルカム)の比較検討
吉川 明
1
,
浦川 和枝
1
,
山田 恵子
1
,
石口 重子
1
,
野口 幸子
1
,
品田 章二
1
,
小島 健一
2
,
大島 博
3
,
小堀 勝弘
3
1新潟大学病院輸血部
2新潟大学医療短期大学部
3信楽園病院
pp.1209-1211
発行日 1980年10月15日
Published Date 1980/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542915604
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はじめに
HBs抗原はB型肝炎の起因ウイルス1)として知られており,臨床的に極めて重要となってきた.その検出法においても種々の方法が開発され2),ルーチン検査の一つとして行われるようになった.この中でもRPHA法3)(reversed passive hemagglutination)は比較的操作が簡便であり,更に感度,特異性,定量性などに優れていることから,現在最も頻用されている.今回,我々はRPHA試薬"ウエルカム"を他社製RPHA試薬"リバースセル"及びRIAキット(オースリアⅡ)と比較検討したので報告する.
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