今月の主題 癌の臨床検査
カラーグラフ
機能性腫瘍の免疫組織化学的診断法
川生 明
1
1日本大学・第1病理
pp.872-873
発行日 1980年8月15日
Published Date 1980/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542915536
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ホルモン,免疫グロブリン,酵素などの生体物質を病理組織切片や塗抹細胞内に検出する免疫組織化学的方法は,AFPやCEAなどの癌関連物質の検出も含め機能性腫瘍の診断にも応用され,単に臨床診断の確認だけでなく,腫瘍の潜在的機能を発見したり,更に腫瘍の発生母地への考察や機能発現の機序を明らかにするうえでも,貴重な手掛かりをもたらす有用な手段として普及している.
以下,著者の検索例から若干の症例を紹介する.
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