わだい
軟部腫瘍診断への免疫組織化学の応用
高桑 俊文
1
,
大沼 繁子
1
,
牛込 新一郎
1
1聖マリアンナ医科大学第2病理学教室
pp.1208
発行日 1986年11月1日
Published Date 1986/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542913121
- 有料閲覧
- 文献概要
免疫組織化学は広範囲に応用され,今日では病理検査の一部門としてルーチンに行われているといっても言いすぎではないだろう.軟部腫瘍の診断は困難なことが多いが,免疫組織化学の応用は,診断のための有力な補助手段となるものと思われる.今回,われわれの教室で行っている軟部腫瘍診断への酵素抗体法の応用の中で代表的なものについて供覧する(詳細は,本文1234〜1238頁を参照されたい).以下の写真に例を示したように,酵素抗体法は軟部腫瘍の診断に有効であるが,同時にすべてがこれで解決すると考えることは危険であり,その解釈には,慎重を要する.
Copyright © 1986, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.