負荷機能検査・4
負荷心電図
五味渕 秀幸
1
,
南谷 和利
2
1順天堂大学医学部内科循環器
2順天堂大学体育学部スポーツ医学
pp.441-448
発行日 1980年4月15日
Published Date 1980/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542915436
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循環器疾患における負荷試験には主に二つの目的がある.一つは循環器系の機能を評価する目的のため,一つは診断の目的のために用いられている.負荷試験を循環器系に用い始めたころは心機能を評価するためであったが,今日ではその目的及び適応の対象も広まり,運動負荷は心疾患患者のリハビリテーション,冠疾患の発症予防,また健康増進などの目的にも用いられている.
循環器負荷試験には運動負荷,薬剤負荷,精神的ストレス負荷などがあるが,ここでは負荷心電図検査の中心となってきた運動負荷試験を主に取り上げ,その歴史,内容,心電図による判定などを簡単に紹介する.
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