マスターしよう基本操作
負荷心電図
山口 好子
1
,
寺山 敏子
1
,
堀江 俊伸
2
,
廣江 道昭
3
1東京女子医科大学付属日本心臓血圧研究所検査室
2東京女子医科大学付属日本心臓血圧研究所循環器内科
3東京女子医科大学放射線科核医学部
pp.905-912
発行日 1987年7月1日
Published Date 1987/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543204207
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運動負荷試験は,特に虚血性心疾患の診断および心機能評価を主要な目的として,臨床で広く実施されている.現在,運動負荷試験として,Masterの二階段試験がもっとも広く行われている.さらに,トレッドミル,エルゴメーターなどの運動負荷試験も多く行われている.
近年,運動負荷試験の目的と適応は著しく拡大され,①冠動脈疾患の診断,②冠動脈疾患の治療効果の判定,③心疾患のリハビリテーション,④心機能の評価,⑤不整脈の診断,治療効果の判定,などに応用されている,ここではMasterの二階段試験,トレッドミル試験,自転車型エルゴメーター,の三つの検査法について解説する.
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