Japanese
English
研究
Cellogel膜を用いたImmunofixation電気泳動法—Mタンパク同定への応用を中心として
Immunofixation Electrophoresis on Cellulose Acetate (Cellogel) Membrane:Application for identification of monoclonal protein.
堀井 康司
1
,
菅野 剛史
1
Kouji HORII
1
,
Takashi KANNO
1
1慶応義塾大学病院中検臨床化学
1Division of Clinical Biochemistry, Clinical Laboratories, Keio Univ. Hospital, School of Medicine, Keio Univ.
pp.1455-1458
発行日 1978年11月15日
Published Date 1978/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542914948
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
Alperら1)によって始められたImmunofixation電気泳動法(IFE)はタンパクを電気泳動後,直接抗体と反応させて検出同定する方法である.
当初,IFEは主としてアガロースゲル,デンプンゲルを用い,各種タンパクの遺伝型決定に用いられてきた1,2).その後,この方法はRitchieら3,4)及びCawleyら5)により血清中,尿中,及び髄液中のMタンパク(単一クローン性グロブリン)のタイプ,クラスの同定にも応用され,特に近接した易動度を持つ複数のMタンパクの同定,IgM型Mタンパクの直接同定など,拡散を行った後に同定を行う免疫電気泳動法よりも優れていることが報告されている.
Copyright © 1978, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.