日常検査の基礎技術
電気泳動と血清タンパク分画
河野 均也
1
,
大島 寿美子
2
1日大臨床病理
2日大板橋病院臨床検査科
pp.327-334
発行日 1974年3月15日
Published Date 1974/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542908479
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電気泳動法は血清タンパクの分画法として広く日常臨床検査に応用されているが,この電気泳動法は種々の支持体を用いたり,あるいは特殊な染色を実施することにより,リポタンパクをはじめ,糖タンパク,血色素およびイソ酵素の分画の検討など多方面にわたって応用が可能であり,重要な臨床検査法のひとつとして普及している.電気泳動法は一般に普及しているとはいえ,適切な操作を実施しないかぎり正しい成績は得られない.そこで,ここでは日常検査として実施されているセルロースアセテート電気泳動法および免疫電気泳動法について,実施上の注意点を中心に述べたい.
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