Japanese
English
研究
血液成分の生理的変動第1報—好酸球及び白血球の10年間の追跡観察
Physiological Variation of Blood Components Part-1:Ten years follow up study of eosinophils and leucocytes.
柳田 美子
1
,
北川 富雄
1
,
千葉 裕典
1
,
山本 和子
1
,
塩原 正一
1
,
今堀 彰
1
Yoshiko YANAGIDA
1
,
Tomio KITAGAWA
1
,
Hirosuke CHIBA
1
,
Kazuko YAMAMOTO
1
,
Shoichi SHIOBARA
1
,
Akira IMAHORI
1
1順天堂大学公衆衛生
1Dept. of Public Health, Juntendo Univ. School of Medicine
pp.535-538
発行日 1978年5月15日
Published Date 1978/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542914750
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はじめに
血液検査は臨床検査として古くからなじみの深いものである.現在では集団を対象とした健康診断においても広く実施されるようになってきた.各種血液検査測定値は健常時においても種々の要因により変動するので,集団検診における血液検査結果の評価に際しては集団の正常値の分布を把握しておくとともに,個人の変動幅についても十分認識しておくことが望ましい.著者らは被検者個々について長年月にわたり血圧,血液検査,尿検査などを行いその変動を観察した.本報は副腎皮質機能と関係が深いと言われている1)好酸球を中心に総白血球数(以後,白血球)と併せて検討を行った.
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