技術解説
アフィニティー電気泳動法
井上 勤
1
1東京学芸大学教育学部・生物学
pp.365-372
発行日 1978年4月15日
Published Date 1978/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542914716
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多くの生化学的,臨床化学的研究は,生命現象が,高度にシステム化された化学反応系によって維持制御されているという基本的な認識に立って行われている.化学反応はFisherのLock and Key Model (錠と鍵との関係)に端的に表現されているように,A, B2物質間の結合と解離反応に基づいている.このA, B1対の物質群が結合したり,解離したりすることができるためには,A, B相互に結合できる機構が備わっていなければならない.
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