特集 小児の臨床検査
Ⅲ.検体検査
L.ウイルス検査
富山 哲雄
1
1東京大学分院・中央検査部
pp.1228-1230
発行日 1977年11月1日
Published Date 1977/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542914547
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現在ウイルス感染症の実験室内診断は主に血清反応で行われているが,血清反応には血清反応の利点と同時に限界があり,特に,小児においては,RSウイルス,エンテロウイルスをはじめ分離培養の価値の高いものが少なくない.ここでは小児の主なウイルスについての分離培養の要点を述べることにする.紙数が限られているのでLCM,脳炎,B,EB,コロナなどの各ウイルスや剖検試料については省略する.必要に応じて文献1)を参照されたい.
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