臨床化学分析談話会より・47<関東支部>
地味だが着実な20年の歩み—花で飾られた第200回臨床化学分析談話会
北村 元仕
pp.733
発行日 1977年7月15日
Published Date 1977/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542914411
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第200回の記念講演会(1977.3.22)が新宿区の野口英世記念会館で開かれた.20年の談話会の歴史を記念して,臨床化学分析とともに一生を歩いてこられた藤井暢三先生がまず皮切りに,Hagedorn-Jensen法の毛細管ピペットの考案から始めた60年の回顧をまとめられた.医師が臨床のかたわら自ら行った臨床化学分析は,今,専門技術者の手に移り新しい発展を遂げつつある.その責任を諭されるように,数え年90歳の藤井先生は私たちのこの200回記念講演会のために完全原稿を朗読してくださった.
続いて,検査室の菅野剛史(慶大病院),分析化学の南原利夫(東北大薬学部),臨床医学の馬場茂明(神戸大内科)の3先生からそれぞれ違った角度で臨床化学の真髄に触れる講演があった.
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