今月の主題 糖尿病
技術解説
糖負荷試験
島 健二
1
Kenji SHIMA
1
1徳島大学医学部臨床検査医学教室
キーワード:
糖尿病
,
IGT
,
反応性低血糖症
Keyword:
糖尿病
,
IGT
,
反応性低血糖症
pp.873-878
発行日 1989年8月15日
Published Date 1989/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542914034
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糖負荷試験には経口的ブドウ糖負荷試験(OGTT),静脈内ブドウ糖負荷試験(IVGTT)のほか2,3の方法があるが,OGTTがもっともよく用いられている.OGTTは主として糖尿病の診断のために用いられるが,その他,低血糖症の鑑別診断にも用いられる.前者の目的に用いられる場合,75gブドウ糖を負荷,0,30,60,120分に採血,血糖を測定し,基準値と比較して異常を判断する.OGTTの再現性は必ずしも優れたものではなく,成績評価に際してはその点を考慮してなされる必要がある.
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