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資料
CA 130のサンドイッチRIA測定系の基礎的検討
Evaluation of Immunoradiometric Assay System for CA 130
桑原 正喜
1
,
有吉 寛
2
,
須知 泰山
1
Masaki KUWABARA
1
,
Yutaka ARIYOSHI
2
,
Taizan SUCHI
1
1愛知県がんセンター臨床検査部
1Department of Pathology and Clinical Laboratory, Aichi Cancer Center
2Department of Internal Medicin, ibid
pp.1541-1546
発行日 1988年11月15日
Published Date 1988/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542913844
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はじめに
1986年松岡らが,肺腺癌細胞株PC−9を免疫原として二つのモノクローナル抗体(130-22,145-9)を作製した.これらの抗体は正常組織とは反応せず,肺癌組織と特異的に反応すること,さらに卵巣癌組織とも反応することが見いだされた.また,CA 125との関係を見た検討より,これらの抗体はPC−9の細胞膜に存在するCA 125分子と反応することが明らかにされた.しかし,モノクローナル抗体OC 125とは別の抗原決定基を認識していると考えられている1〜3).
これらのモノクローナル抗体を利用したラジオイムノアッセイが開発され,認識される抗原分子CA 130が肺癌および卵巣癌の腫瘍マーカーとして期待されている.
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