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資料
デルフィアシステムによる血中CA50測定の基礎的検討
Studies on CA50 in Blood by DELFIA Systems
桑原 正喜
1
,
有吉 寛
2
,
須知 泰山
1
Masaki KUWABARA
1
,
Yutaka ARIYOSHI
2
,
Taizan SUCHI
1
1愛知県がんセンター臨床検査部
1Department of Pathology and Clinical Laboratory, Aichi Cancer Center
2Department of Internal Medicine, ibid
pp.1661-1666
発行日 1988年12月15日
Published Date 1988/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542913866
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はじめに
CA50はLindholmらが結腸癌由来培養細胞株Colo−205を免疫原として作製したモノクローナル抗体C−50による認識される糖鎖抗原である1).その抗原決定基の構造はSialosyllactotetoraoseと決定されている.またこの抗体はこの糖鎖にフコースの結合した糖鎖,すなわちCA19-9の抗原決定基2)とも反応する.
本抗原の測定のためRIAおよびEIAに基づいた測定系が開発され,それらの測定系を用いた臨床的検討より本抗原が基本的にCA 19-9と同様に膵癌および胆嚢胆管癌の腫瘍マーカーとして有用であると評価されている3〜5).
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