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新技術を深く掘り下げた有意義な学術交換
去る9月5日から9月8日までの4日間にわたって,"第3回臨床検査の自動化と新技術に関する国際会議"(3 rd International Congress on Automation andNew Technology in the Clinical Laboratory)が神戸・国際会議場で開催された.大会長は大阪市立大学の奥田清教授で,IUPACの臨床化学部門の後援,IFCC,日本臨床病理学会,日本臨床化学会,日本臨床検査自動化学会の賛助を得て,参加者360名(うち海外より120名,国内から240名)を集めて,みなと神戸の国際的な雰囲気の中で行われた.
開会講演にはAACCの次期総会長に決まったC.A.Burtis博士が「最近の技術発展が臨床検査の自動化に与えたインパクト」,総会講演には奥田清教授が「日本におけるドライケミストリーの新機軸」,スペインのGalimani博士が「自動分析装置の連続的評価のプロトコール」と,学会のタイトルにふさわしい主題で話された.そのほかは,二会場を使って15セッションのシンポジウム(専門システム,免疫診断学,全血を用いる生化学分析,分離技術,ロボット化,血液その他生体試料中の微量金属の分析,遺伝子技術,血液凝固に関する新技術,唾液を使用する新しい診断技術,微生物学における新技術,バイオセンサー,小規模検査室に対するインストラクト,フローサイトメトリー,発光を利用した測定法,血液学における新技術),および2セッションのワークショップ(遺伝子技術,微生物検査の自動化)が行われた.一般演題は61題で,全部がポスター発表として2日にわかれて行われた.全部のセッションを取材することはできなかったので,全く個人的な印象を述べさせていただく.
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