特集 アイソザイム検査
II.各論
1 N-アセチル-β-D-グルコサミニダーゼ
芝 紀代子
1
,
古畑 紀子
1
Kiyoko SHIBA
1
,
Noriko FURUHATA
1
1東京医科歯科大学医学部附属病院検査部
pp.1222-1232
発行日 1988年10月30日
Published Date 1988/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542913782
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はじめに
N-アセチル-β-D-グルコサミニダーゼ(NAG)は糖質分解酵素の一つで,N-アセチル-β-D-グルコサミニドを加水分解してN-アセチル-D-グルコサミンにする酵素である.
NAGは種々の生体内組織細胞に分布するが,特に腎に多く存在する.細胞内の局在部位はリソゾームだが,一部細胞可溶性分画にも存在する.
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