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特集 小児臨床検査2024
Ⅰ.尿一般検査
2.尿蛋白/Cr比,尿中微量アルブミン,尿中β2ミクログロブリン,尿中α1ミクログロブリン,尿中N-アセチル-β-D-グルコサミニダーゼ,尿中アミノ酸
Urinary protein to creatinine ratio, urinary beta 2-microgloburin, urinary alpha 1-microglobulin, urinary N-acetyl-beta-D-glucosaminidase, urinary amino acids
濱田 陸
1
,
岡本 正二郎
2
,
幡谷 浩史
1,3
Riku Hamada
1
,
Shojiro Okamoto
2
,
Hiroshi Hataya
1,3
1東京都立小児総合医療センター腎臓・リウマチ膠原病科
2南多摩病院小児科
3東京都立小児総合医療センター総合診療科
キーワード:
尿蛋白
,
尿中微量アルブミン
,
尿中β2ミクログロブリン
,
尿中α1ミクログロブリン
,
尿中アミノ酸
Keyword:
尿蛋白
,
尿中微量アルブミン
,
尿中β2ミクログロブリン
,
尿中α1ミクログロブリン
,
尿中アミノ酸
pp.17-22
発行日 2024年10月25日
Published Date 2024/10/25
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000001866
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Ⅰ.尿蛋白/Cr比
1 検査の意義と適応
蛋白尿の定量検査である尿蛋白定量を尿クレアチニン(Cr)定量で除したものであり,1日尿蛋白量を推定することができる。尿定性検査(試験紙法)は尿の濃縮希釈による影響を受けるとともに,尿アルブミンに対する特異性を高めているため,蛋白尿の程度を正確に知ることが困難である。同様に,尿蛋白定量検査のみでも尿の濃縮希釈による影響を受けてしまう。そのため,1日排泄量が一定である尿Crの濃度との比をとることで,蛋白尿の程度をより正確に把握できる。
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